共有持分の買取業者を選ぶポイント
共有持分の査定は普通の中古一戸建てやマンションよりも難易度が高いです。
土地の状況から共有者同士の人間関係まで、様々な要素が複雑に絡みあっており、どの不動産会社にも取り扱える物件ではないため、査定を依頼する業者選びも重要です。
ここからは、共有持分の買取業者を選ぶポイント5つを説明していきます。
法律の専門家と連携しているか
共有持分の売却には、法律家の助けが必要になる場合があります。
共有持分の売却には、離婚や相続など様々な法律問題が関わることが多く、不動産のプロであっても売却が難航するケースがあります。
弁護士や司法書士などの専門家と連携している業者であれば、共有者間のトラブルや税金問題、各種手続きなど様々な面から売買をサポートしてくれます。査定依頼の際は、提携している法律事務所があるか確認しましょう。
共有持分の買取実績があるか
共有持分は、通常の不動産と査定ポイントが異なります。そのため、買取経験がない業者の場合、正しい査定金額を算出することができない場合があります。
業者選びの際は、必ず共有持分の買取実績のある業者を選びましょう。特に公式サイトで共有持分の買取実績を公開していれば査定に自信があることの現れです。安心して査定を任せることができます。
無料相談で業者の対応をチェックする
共有持分を売却する場合は、業者の対応も判断材料となります。特に、不動産を親族で共有している場合は重視して選びましょう。
持分を業者に売却した後、買取業者は他の共有者と連絡を取り、残りのも持分も買い取ろうとします。態度の悪い業者や、いい加減な対応するところを選んでしまうと、親族に迷惑がかかる場合があります。
可能であれば、査定を依頼する前に業者の無料相談を利用しましょう。
- 買取実績や評価ポイントを聞いても教えてくれない
- 態度が悪く、見下したような対応をする
このような対応の業者は相談のみにとどめ、査定は断った方が良いでしょう。
営業年数の長さを確認する
共有持分の業者選びには、営業年数の長さも判断基準の一つです。共有持分の価格評価は物件の状態だけでは判断できません。将来他の持分を買い取れるかどうかも査定に関係するため、マニュアルを片手に机の上だけで簡単に決定できるものではありません。適正金額を算出するには、共有持分を多く買い取ってきたベテランの経験が必要です。
相談する前に、買取業者の公式サイトから、営業開始年月を確認してください。