無道路地の相場と価格

訳あり物件 不動産買取

再建築できないため、財産として活用するのもひと苦労な無道路地。土地は持っているだけでお金がかかってきますので、うまく利用できないのであれば手放してしまった方が得な場合もあります。

そこで、ここからは無道路地の税金を算出する上での評価額と、実際に販売される際の価格、効率よく価格を調査するための方法をご紹介していきます。

無道路地は周辺環境によって価格が大きく変動する

無道路地の相場は、同条件の通常宅地と比較して3~4割程度ですが、立地や周辺環境によって価格には大きくばらつきがあります。

例えば、敷地の周辺を他人の土地で囲まれている土地は、道へ出るために周囲を囲んでいる囲繞地(いにょうち)を通らなければなりません。それに対し、道路と敷地が細い路地で繋がっている、いわゆる旗竿地であれば、駐車場や資材置き場として利用できるケースもあります。

このように、 無道路地であってもその形状や状況に応じて需要が異なるため一概に相場を出すのは難しいのが現状です。

相続税・固定資産税の評価価格

無道路地の価格の1つの基準として参考にできるのが、税金の評価価格です。

無道路地の評価価格は、路線価に基づいて対象の無道路地の価格を計算した上で、接道義務を満たすことができるよう、道路までの仮想通路を作成し、その費用を控除した金額が適用されます。

控除金額は、最大で土地の価格の40%までとされていますので、税金を算出する上での無道路地の評価は、同条件の通常宅地と比較して60%程度となります。

参考:国税庁|無道路地の評価

無道路地の価格の調査方法

無道路地の価格を知るには、実際に見積もりを取ってみるのが最も確実な方法です。その中でも最もオススメなのが、不動産一括査定サイトで価格を調べる方法です。正確な価格は、実際に現地を確認してみないと分かりませんが、ネットのやりとりのみで事前に大体の相場を調べることができるので非常に便利です。

また、現地見積もりを依頼する業者に目星をつけるためにも使えるので、無道路地の売却をお考えの場合はぜひチェックしてみてください。