訳あり物件の種類
訳あり物件の定義は明確にさだめられていません。ここでは、訳あり物件として扱われることの多い、5つの物件の特長を説明していきます。
事故物件
事故物件とは、死傷者が出た物件です。具体的には殺人事件や傷害事件、自殺や自然災害死、孤独死などが該当し、事件性の有無は関係ありません。一般的には事故物件と呼ばれていますが、心理的瑕疵物件と呼ばれる事もあります。
瑕疵物件
瑕疵物件とは、シロアリ被害や雨漏り、地盤沈下、土壌汚染など建物・土地に瑕疵がある物件です。物理的瑕疵物件、環境的瑕疵物件とも呼ばれています。
再建築不可物件
再建築不可物件とは、建て替えや増築ができない不動産です。具体的には、接道(道路と敷地が接している部分)が2m未満、もしくは建築基準法上の道路に面していない物件のことです。旗竿地・囲繞地・袋地と呼ばれる形状の不動産も再建築不可物件となっているケースが多い。
共有持分
共有持分とは、一つの不動産を複数人の共有名義で所有しているものです。共有者全員の合意を得て一つの不動産を売却する方法もありますが、自分の持分のみ売却することも可能です。
欠陥住宅
欠陥住宅とは、住宅として本来あるべき品質に欠けている物件です。具体的には、ひび割れや傾いた物件、建ぺい率や容積率オーバーなど建築基準法を満たしていない建物があります。