再建築不可物件で住宅ローン以外で購入資金を工面する方法

訳あり物件 不動産買取

再建築不可物件で、銀行の住宅ローンを利用することは難しいとお分かり頂けたと思います。では、銀行の住宅ローン以外で、住宅の購入資金を工面することは可能なのでしょうか。

銀行の住宅ローン以外だと、資金の調達には大きく分けて以下の二つのがあります。

  • 銀行のリフォームローンを利用する
  • ノンバンクから融資を受ける

各内容の詳細を見ていきましょう。

リフォームローンを借りる

多くの銀行は、住宅ローンとは別に、中古一戸建ての改築や太陽光パネルの設置などに利用できるリフォームローンを用意しています。新築に建て替えることはできませんが、フルリフォームで新築同様にしてしまうのであれば有効な方法です。

リフォームローンを選ぶ基準はいくつか存在しますが、金利と借り入れ上限額の兼ね合いで選ぶことがおすすめです。自己資金の少ない状態でフルリフォームするのであれば、借り入れ金額も相応に大きくなってきますので、なるべく上限額の大きい商品を選ぶことになります。

反対に、お風呂のみ・キッチンのみといった家の一部のみをリフォームしたいのであれば、借り入れ上限額の低い商品を選びましょう。上限額の低い商品はその分低利息である、審査が優しいといったメリットがあります。どれを選べばいいか分からないと迷ってしまう方は、必要な資金額に応じて候補をピックアップし、その中で最も低金利の商品を選ぶと良いでしょう。

ノンバンクから融資を受ける

銀行の住宅ローンが利用できない場合、ノンバンクの住宅ローンも視野に入れてみると良いでしょう。

ノンバンクとは、その名の通り銀行以外で様々な資金の貸付を行っている金融機関です。消費者金融やクレジットカード会社、保険会社などが代表的です。

ノンバンクのローンは、銀行の住宅ローンと比較して金利が高い

ノンバンクの住宅ローンの一番の問題点は、何と言っても金利が高いことです。銀行の住宅ローンの場合、金利は1%から2%ほどのところが多いのですが、ノンバンクの住宅ローンだと4%を超える金利になることもあります。

この問題を解決するには、フラット35の取り扱いがあるノンバンクを選びましょう。フラット35は、金融機関の契約した住宅ローンを、住宅金融支援機構に譲渡し、資金を調達する住宅ローン商品の一種。1.180%~1.870%という低金利での借り入れが可能となっています。

フラット35は、住宅ローン専門のノンバンクであるARUHI、住宅関連企業の共同出資により設立された日本住宅ローンなどで取り扱いがあります。不動産業界と関連の深い金融機関は住宅ローンの専門家でもあり、借り入れに際しても資金調達や返済について、様々な相談に乗ってもらえます。ノンバンクを選ぶのであれば、こういった金融機関から借入先を選ぶと良いでしょう。
参考:フラット35